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開店と同時に満席になることも多いという静岡・富士市の超人気店「ラーメン井出」。お客さんがこれを目当てに来るという“ミニ黒”は、ミニと言いながら食べ応えがある黒いチャーハンです。
いつも通る表通りから1本裏へ入れば、そこはまるで別世界。静岡県民必見の裏スポットを巡る「しずおか裏表さんぽ」。今回は、富士市役所やロゼシアター前を東西に横断する青葉通りをお散歩します。
まずは王道ラーメン召し上がれ
やってきたのは2018年創業「ラーメン井出」。行列ができたこともあるという人気店です。
イチオシは「正油ラーメン(680円)」と「ミニ黒チャーハン(430円)」です。
チャーハンがとにかく、インパクト抜群。
真っ黒くてびっくりですが、まずはラーメンから食べてみます。
テレビ静岡・室伏真璃アナウンサー:
麺はもちもちツルツルで、のど越しがいいですね。スープは透明であっさりしているのに、すごくだしが効いています。煮干しですか?
ラーメン井出・井出裕三 店長:
煮干しに鶏ガラのダブルスープです。麺は製麺所にお願いしているんですが、北海道産の小麦粉を使ってオリジナルで作ってもらっています。王道のラーメンが自分も好きなんです
ダシの効いたあっさりスープと絡まる細ちぢれ麺。昔ながらの王道しょうゆラーメンは、「井出に来たらコレ!」というファンも多いんだそうです。
なんでそんな黒いの?!
そして、ラーメン以上に人気を誇るのがもうひとつの名物「黒チャーハン」。
お客さんを魅了するそのお味は?
テレビ静岡・室伏真璃アナウンサー:
すごくいい香り。色が濃いのですが、そこまでしょっぱくない。まろやかなしょうゆの味わいで香ばしさが残ります。なかなか出会えないチャーハンです
ニンニクとバターで風味を効かせて、黒い色は中国の「たまり醤油」です。
通常のしょうゆと比べると、その違いは一目瞭然。
“滑らかなとろみ”と“まろやかな甘み”が特長の「たまり醤油」を使った黒チャーハン。この味が口コミで広がり、看板メニューになっていったんだそうです。
ラーメン井出・井出 店長:
中国の「たまり醤油」は食材を見に行ったときに気になって手に取りました。一回チャーハンに入れてみるとイケたので、まかないとして作って食べていたんです。それを日替わりランチとして出してみたら、お客さんから「メニューに追加したらどう?」と言われ、本メニューになりました
裏メニューが表メニューになったのが黒チャーハン。
口コミで広がって、ラーメン井出に来たら「ミニ黒(ミニ黒チャーハン)」を食べようという感じでお客さんが来てくれるそうです。
ただし、ミニというほどミニじゃない! 食べ応えがあるのでお気を付けください。
まだある“ミニ”シリーズ
そんな“ミニ”シリーズ、実は他にもあります。なかでも、今じわじわと人気を集めている「ミニ焼肉丼(480円)」が裏定番になりつつあるんだとか。
これも全然ミニじゃないのです。
お肉にしっかり味が染みていて、タマネギは染み染みなのにシャキシャキ。
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「大人の焼肉丼」と呼ぶにふさわしいその味は、店長が「ここでしか食べられない」とニヤリと微笑むオリジナル。自家製のタレで煮込むように炒めるそうです。
地元の人たちが押しかけるのも納得の、ひと味違うラーメン店でした。
■店名 ラーメン井出
■住所 静岡県富士市本市場442-2
■営業時間 11:00~14:30 17:00~20:30
■定休 水・第2火のディナータイム
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